黒鹿毛の引き締まった馬体はかつての3歳王者の風格を漂わせていた。
シャフリヤールは函館ウッドでハワイアンアイコン(3歳未勝利)と併せ馬。北村友騎手(レースは武豊騎手)を背に折り合いながら6馬身追走し、3コーナーからジワジワと距離を詰める。持ったままで並びかけると、余力を残しながら1馬身半の先着を果たした。
5ハロン69秒0-13秒1と時計自体は目立たないが、心配はいらない。この日のウッドコースは不良で時計のかかる状態だった。騎乗した北村友騎手も「全部、良くなっている。反応も良くなっていました」と感触を伝えた。
追い切りを見守った藤原和助手は「それなりにやれた。体もシュッとしてきた。向正面からいって、時計以上に負荷がかかっている」と内容に満足げ。レース当日については「良馬場でやりたいね。馬場も悪くなっているので」と希望した。
昨年の札幌記念は11着と大敗したが、その後に喉頭蓋(こうとうがい)エントラップメントの手術を行ってからは本来の走りが戻ってきた。「去年は喉のこともあった。もともと力のある馬だからね」と同助手。21年ダービー馬が復権Vを狙う。【下村琴葉】

