登竜門を突破し、堂々とクラシックロードへ。スワーヴリチャード産駒のグリーンエナジー(牡、上原佑)が驚異的な末脚を繰り出し重賞初制覇を果たした。
今後は皐月賞(G1、芝2000メートル、4月19日=中山)、もしくはダービー(G1、芝2400メートル、5月31日=東京)への直行も視野に入れる。戸崎圭太騎手(45=田島)は2011年から17年連続となるJRA重賞制覇となった。
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ためにためたグリーンエナジーの末脚がゴール前で爆発した。道中は戸崎騎手がはやる気持ちをなだめながら後方付近を追走。直線は狭い間を縫うように鋭伸した。メンバー唯一の上がり33秒台(33秒8)の豪脚を発揮。一瞬にして前をのみ込んだ。
鞍上は3着に敗れた新馬戦から確かな才能を認めていた。「大事なレースだったのでしっかり勝てて良かった」とまずは安堵(あんど)。続けて「落ち着かせて走ることができていたし手応えも良かったので道が開けば(脚は使える)と思ってた。緩さはあるけど、芯が入ってきて一戦ごとにしっかりしています。さらに上を目指してクラシック路線で活躍してほしい」とパートナーの底知れぬ才能に改めて手応えをつかんでいた。
12頭が勝ち上がっている上原佑厩舎の現3歳世代の中で、最初の重賞ウイナーとなった。愛馬との出会いは24年セレクトセール。当時からその雰囲気や馬体にほれ込んでいた。「見た目がすごくかっこ良くていい馬だなと。たまたまご縁がありお話をいただいてうれしかったですね」と思い返す。
賞金を加算し、クラシック出走が視野に入った。次走は皐月賞、もしくはダービー直行を視野に入れる。師は「中山で勝てたし前回と違う内容でいろいろと収穫のあるレースでした。デビュー前からクラシックを意識してきた馬。ダービーを全力で取りに行きたいです」。夢の舞台へノンストップで突き進む。【井上力心】
◆グリーンエナジー ▽父 スワーヴリチャード▽母 シンバル2(シングスピール)▽牡3▽馬主 鈴江崇文▽調教師 上原佑紀(美浦)▽生産者 辻牧場(北海道浦河町)▽戦績 3戦2勝▽総収得賞金 4903万9000円▽馬名の由来 環境にやさしいエネルギー

