今年のケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、チャーチルダウンズ=5月2日)には、過去最多となる30頭の日本馬が予備登録を済ませました。
ケンタッキーダービーのフルゲートは20頭。出走枠は全50レースからなる“ザ・ロードトゥケンタッキーダービー”の合計ポイント上位馬から順に埋まっていきます。
日本馬については日曜に行われるヒヤシンスSなど指定4競走の合計ポイントが最も多い馬に優先出走権が与えられることになっています。
残り10週余りとなったケンタッキーダービー戦線は、不敗の2歳王者テッドノフィーの故障、戦線離脱によって新たなリーダーが模索されています。
15日に締め切られた第4回のケンタッキーダービーフューチャーワジャー(前売り発売)で、「それ以外の馬」(5・5倍)を除く実質上の1番人気(10倍)に挙げられたのは14日のリズンスターS(G2、ダート1800メートル)を差し切って、デビューから3戦全勝(デビュー戦は1位入線馬の進路妨害で繰り上げ優勝)としたパラディン(牡3、父ガンランナー)でした。
日本で活躍したモズアスコットのおいにあたるパラディンは、1歳セールでクールモアグループに190万ドル(約2億9000万円)で購買されてC・ブラウン厩舎からデビュー。距離を延ばした2ターンの距離でも隙のない競馬を続けています。
馬主、調教師、主戦のF・プラ騎手は、一昨年のケンタッキーダービーで2着し、ブリーダーズCクラシックを制し、昨年いっぱいで引退したシエラレオーネ(牡5、父ガンランナー)と同じ。次走に予定される4月4日キーンランドのブルーグラスS(G1、ダート1800メートル)を無事通過できれば、本番でも人気を集めそうです。
これと差のない2番人気(11倍)は1月のホーリーブルS(G3、ダート1700メートル)を5馬身3/4差で圧勝したニアリー(牡3、父ノットディスタイム)。デビュー戦は6着でしたが、その後は破竹の3連勝。スケールの大きさでパラディンに迫っています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

