JRAは8日、グランプリの宝塚記念、有馬記念における出走馬の決定方法の見直しについて発表した。
これまではレース2週前の第1回特別登録を行った中央馬のうち、ファン投票における上位10頭が優先出走権が与えられていた。今回の変更ではレース当週の木曜に行う第2回特別登録(出馬登録)を行った中央馬のうち、ファン投票における上位10頭(ただし、ファン投票順位第50位に限る)に優先出走権を与えられることとなった。
以下、担当者の一問一答
-中、長期的にファン投票のあり方について考えは
ファン投票の開始時期などにもよりますが、上位10頭のうちレースに出る馬は年によっても違いますが、走れる状態にある馬の中の上位馬は出走してくれていると思っています。有馬記念の出走についてもこちらが意図している馬が出ていると今のところは考えているので、そういったことをきっかけに何か変更しようということは今のところ考えてはいないです。
-なぜこの時期の発表となったのか。また、各所からのさまざまな意見とは
これまでのルールもいいところがありまして、2週前の時点でファン投票で出られる馬が先に決まる。残りの馬も賞金順である程度出られる、出られないが決まる。2週前に追い切りなどの調整ができますし、お客さまにも早く公表できるメリットがありましたが、昨年の有馬記念に関しては特別登録した馬のうち1頭が出馬登録をしなかった。もし当週の木曜日での10頭ということであれば、その馬が選ばれたというケースになります。過去10年を見ても2週前の日曜日時点のファン投票上位10頭の馬が出馬投票しなかったということが、有馬記念では3件ありました。昨年以外の2年については結果として出る馬は変わらなかったので特段問題にはこちらとしても捉えていなかったですが、昨年のように2週前の日曜日の時点で選ばれた馬から回避馬が出て、結果的に違う馬が入るということになりましたので、そのことに関しまして、ちょっとこちらもどういった形がいいのか、ということで再度検討しました。年明けのタイミングでの発表となりました。
-ファン投票上位50位に限る狙いは。また、50位内で10頭そろわない場合は賞金順の枠が増えるのか
後者の質問に関してはおっしゃる通りです。50位以内にした理由は、ある程度ファンから支持されている馬を選ぶということ。実質宝塚記念はフルゲートにならない年の方が多いので、あまり影響はないかもしれません。ただ、有馬記念ではこの10年ですべてファン投票50位以内の馬が選ばれています。宝塚記念では50位以降の馬がこの10年で6頭出走していますが、成績面では下位、特に2桁着順の馬が多いということを勘案して50位以内と設定しました。
-過去の有馬記念において、ファン投票で優先出走権を得た馬の中で、順位が下位だった馬は何位あたりだったのか
過去10年で最も下の順位が16年の41位。ファン投票下位から好走した中でも19年の13位までとなっています。

