足踏み状態だったソフトバンク内川が通算2000安打を放った。

 大記録に到達した打者には、その瞬間、球場全体から多くの拍手が注がれる。グラウンド上では、球団関係者やチームメートから花束を受け取る。自チームだけではなく相手チームからも関係のある選手が駆け寄って花束を手渡す。この日も西武松井が内川を祝福した。

 オリックス中島もその大役を担う予定だった。今月4日からのソフトバンク3連戦(ヤフオクドーム)。もし、記録を達成していれば、内川のもとに花束を抱えて駆けつけることになっていた。同じ82年生まれの35歳。09年の第2回WBCでは同じチームで世界一に輝いた。たどってきた道のりは違うが、ともに18歳から厳しいプロの世界に身を置いてきた。

 「何で決めるか楽しみやね」。そう話していた中島も、ここまで積み重ねたヒットは1700本(5月9日現在)。開幕から控えに回ることが多いが、勝負強い打撃はまだまだ健在。上位をうかがうチームにとって不可欠な存在だ。近い将来、中島が花束を受け取るシーンも必ず来るはずだ。【オリックス担当 桝井聡】