大阪偕星学園がサヨナラ負けし、2回戦で姿を消した。

 初回に岸頼太(らいだ)内野手(2年)らの適時打で2点を先制し、3回には浜口尚弥外野手(3年)が2点を追加。エース光田悠哉(同)が2本の本塁打を打たれ、4-8と勝ち越されたあと、6回に光田自らの適時打などで4点差を追いついた。さらに7回に姫野優也(同)が勝ち越し弾。流れは大阪偕星学園に傾いたかに見えたが、その裏に再び追いつかれ、9回に守備のミスから1死三塁の大ピンチを迎えて光田がサヨナラ打を浴びた。

 光田は大阪大会からの左肩、腰などの蓄積疲労、左手親指、中指のマメがつぶれるアクシデントにも負けず、甲子園2試合を1人で投げ抜いた。

 そんな左腕をリードし、支えた田端拓海主将(3年)は「すごくいいゲームができた。負けたことは悔しいけど、最後までみんなで野球ができてよかったです」と学校史上初めて甲子園で終わった夏を振り返った。