東陵(宮城1位)が想定外の大勝で、26年ぶりに決勝に進出した。

 初回にいきなり4点を先制するなど、打線がつながって、春夏合わせて10回の甲子園出場を誇る花巻東(岩手2位)にコールド勝ち。千葉亮輔監督(45)は「出来過ぎですよ。宮城でもこんな展開はなかったですから」と驚いた。

 低く強い打球とコースに逆らわない打撃を徹底。内野手の間を抜けるヒットが多く、13安打のうち8本を中堅から逆方向に運んだ。タイムリー3本で3打点と活躍した主将の菅原幸治捕手(3年)は「自分たちの良さが出た感じ」と胸を張った。

 春秋通じて初の東北制覇をかけ、13日に春の県大会決勝で破った東北(宮城2位)と再戦する。