智弁和歌山が神島に6回コールド勝ちで初戦を突破した。

 初回1死から敵失で出塁すると、3番林晃汰内野手(2年)の右中間への安打で先制。そこから一気に4得点。4回にも5得点とビッグイニングを作り、コールド勝ちを収めた。林は5回からベンチに下がったが、この日3打数3安打2打点。「チャンスで打てたので良かった」と笑顔だった。大勝にも高嶋仁監督(71)は「後味の悪い、もやもやしています」。5回に2点を返され、5回でコールド勝ちできなかったことに注文をつけた。

 今年からコーチに就任した元阪神の中谷仁氏(38)はスタンドから試合を見守った。「ドキドキします。自分でやったほうがよっぽどましです」と話した。