市柏が、大会直前、登録変更でメンバー入りした矢代航大外野手（２年）の一打で接戦にピリオドを打った。

　２－２で迎えた８回裏、蓮見陸也内野手（２年）が中前打で出塁すると、犠打と２四死球で満塁に。続く、矢代が２点適時打を放ち勝ち越しに成功。ベスト８入りを果たした。

　「みんながつないでくれて自分の打席に回ってきたので、無心で振りました」と、振り返った。肩のケガで一時はメンバーを外れたが、大会直前に復帰。練習試合でアピールした。「今日のこの１本は、今後の自信になると思います」と胸を張った。

　加賀谷城幸監督は、「接戦の中、何度も崩れそうなところでも、子供たちは粘り強く頑張ってくれました」と、選手たちをねぎらった。