北海道高野連は8日、部員による喫煙が判明したとして、北海道むかわ町の鵡川高が秋季全道高校野球大会室蘭支部予選への出場を辞退したと発表した。同高は春の甲子園大会に過去3度出場した強豪。

 同高によると、8月31日、野球部員が寝泊まりする寮内の部屋で、タバコが見つかった。聴き取りの結果、3年生5人、2年生4人が喫煙を認めた。

 北海道高野連によると、室蘭支部予選は9日に開幕の予定だった。来春の選抜大会は秋季大会の成績が重要な参考資料になるため、同高は来春の甲子園大会への道も事実上閉ざされた。

 亀井健太郎教頭は「真摯(しんし)に受け止め、寮内での生活指導を徹底していきたい」と話した。