大阪桐蔭・藤原恭大外野手(3年)が3安打2打点で、甲子園最後の試合を締めくくった。

 3回1死一塁で迎えた第2打席で、中前への安打を余裕の二塁打にした。5回は先頭で一、二塁間を破り、試合の行方を決定づける6点奪取の口火を切るなど、決勝の大舞台でも4番の責任を果たした。

 左肩の関節唇を痛めていた2年のセンバツは打撃不振に苦しんだが、決勝・履正社(大阪)戦で先頭打者弾を含む2アーチ。4番に座った今夏は走攻守で甲子園をわかせ、通算26打数12安打、11打点、3本塁打と好成績を残した。「一番いい形で高校野球を終えることができました。人生の中でも、最高の瞬間でした」と充実感を漂わせ、仲間の輪の中へ。今秋ドラフト1位候補として揺るぎない評価を得た世代NO・1外野手は「上の世界に挑戦したい。高いレベルでやっていきたい。まだまだですけど、最終的にはトリプルスリーを目標にしたい」と高みを目指す。