第101回全国高校野球選手権で、4強に進出した履正社(大阪)が、OBから強力な援護をもらったことが19日、分かった。

高岡商(富山)との3回戦を翌日に控えた16日にOBで2年連続4度目の「トリプルスリー」を目指す、ヤクルト山田哲人内野手(27)からTシャツのプレゼントがあった。うなじの部分には「Yamada1」と刺しゅうがされている。

岡田龍生監督(58)が18日に山田哲に電話で「みんな喜んでいる」と感謝を述べ、さらに山田哲の打率が2割7分8厘であることについて「トリプルスリーは難しいから、フォーティー・フォーティー(40本塁打40盗塁)を目指せ」とアドバイスしたという。

偉大なOBからの贈り物に、主将の野口海音捕手(3年)は「士気が高まった。うれしい」と表情を緩めた。

悲願の日本一まであと2つ。OBの思いも背負って、履正社ナインが甲子園に立つ。