初芝立命館が金光大阪に7回コールド勝ちし、秋季近畿大会(19日開幕、佐藤薬品スタジアム)出場を決めた。大阪3位となり、来春のセンバツ出場校を決める参考資料になる大会へ駒を進めた。

1点を追う2回、押し出し四球で同点とし、6番小山翼内野手(1年)の中前2点適時打など、この回打者一巡の猛攻で一挙7得点を挙げた。3回にも連続四球などで作った好機を得点につなげて6得点。その裏、金光大阪も6点を返すなどし、最大12点差を追い上げられたが、加点し、逆転許さなかった。

楠本雄亮監督(40)が3年前まで、愛媛・帝京五で監督を務めていた縁もあり、この夏は甲子園に出場した宇和島東の試合を聖地で観戦。アルプス席で友情応援に参加した。

楠本監督は「ここに行くんだという覚悟を決めさせた。ぶさいくな勝ち方でも、最後1点勝っていればいいと言ってきた。あとひとつ、ふたつ勝てば、思い浮かべたことを実現できる」。75年以来のセンバツ出場に意欲を燃やした。