関東・東京の6校目は、東海大相模(神奈川)が選ばれた。日大三(東京)は落選した。

第93回選抜高校野球大会(19日開幕、甲子園)の選考委員会が29日、オンラインで開かれ、出場32校が決まった。関東・東京地区からは6校が選出。昨秋関東大会4強以上の高崎健康福祉大高崎(群馬)、常総学院(茨城)、専大松戸(千葉)、東海大甲府(山梨)の4校と、東京大会優勝の東海大菅生に続き、関東大会8強の東海大相模が選ばれた。

井上明委員長は「残り1校に関し、東海大相模と日大三の検討に入りました。東海大甲府にサヨナラ負けを喫した相模ですが、1年夏から甲子園を経験している石田投手の粘り強い投球は健在でした。また、石橋高校戦では3連続バント安打を決めるなど、相手の隙を突く多彩な攻撃を展開。5季連続神奈川を制した試合巧者ぶりをのぞかせました。一方、日大三高は打線が大会の終盤になり精彩を欠き、準決勝では7回までノーヒット。決勝も8番打者の2安打と沈黙。左腕投手の変化球を打ちあぐみ、2試合連続9三振と得点力不足を露呈しました。投手力をはじめ、総合力で東海大相模高校に分があるという意見でまとまりました」と説明した。