9人の伊達緑丘が登別青嶺を下し、初戦突破した。エース右腕の越橋宗次郎(3年)が、9回7安打5奪三振で、この夏、全国で最初の完封を記録した。公式戦初完封の越橋は「選手9人しかいないので、常に自分が最後まで投げきるつもりでやっている。決め球がうまく決まらなかったが、全国で最初の完封になりうれしい」と振り返った。

来年度いっぱいで閉校される同校。現在、3年生8人に2年生1人のため、秋以降は連合チーム参戦になる。吉田和弘監督(59)も本年度で定年。伊達緑丘の単独チームとして臨む最後の夏の1勝を挙げ、主将の郡司泰成一塁手(3年)は「単独最後になるので緊張したが、まずは1つ勝てて良かった。吉田監督と一緒に、1つでも多く試合をやりたい」と話した。