第1シードのノースアジア大明桜が誇るドラフト上位候補右腕・風間球打(きゅうた、3年)投手が、世代最速となる157キロをマークした。「6番投手」で先発し、今大会2度目の登板。4回2死、相手4番に対して、空振り三振に封じた1球が、球場表示で157キロを記録した。

▽西武渡辺GM 球の強さは今年の高校生の中でも1、2を争うような印象を受けている。身体能力が高いし、何よりも走っている姿がいい。それがいいピッチャーに大成する可能性がある。これからまだまだ伸びてくるし、将来が楽しみ。

▽楽天宮越スカウト 春よりも力を入れる場面、抜く場面を投げ分けられるようになった印象がある。(市和歌山)小園君とかと比べても、遜色ない1位の素材だと思う。

▽日本ハム白井スカウト 真っすぐ、変化球を含めて強弱をつけてピッチングを組み立てられるようになっている。まだ高校生なのに150キロを普通に投げているし、将来はどこまでいくんだろうと感じている。

▽巨人水野スカウト部参与 去年から経験を積み、投手としてかなりいいんじゃないかと思う。甲子園という大舞台で、大阪桐蔭とか有名チームに投げている姿を見てみたい。

▽ヤクルト斉藤スカウト 今までは真っすぐは常に全力でいく剛腕のイメージがあったが、緩急を使ったり、軟らかいところも持ち合わせるようになった印象がある。1位じゃないと取れないと思う。

▽広島近藤スカウト 6月の県大会ではあまり調子が上がっていない印象を受けたが、今夏は球の質が全然いいし、角度もいい。高校トップクラスの素材であることは間違いない。