夏の甲子園で16強入りした盛岡大付(岩手)が、学法石川(福島)に9-2の8回コールドで初戦突破を決めた。

盛岡大付は1-1の4回2死一、二塁から1番佐藤洋輔内野手(2年)が右前適時打を放ち、逆転に成功。さらに2四球を挟む3連打でこの回一挙6得点を奪った。7-2の8回には2点を追加。12安打9得点と打線がつながった。佐藤は「先頭打者として、チームに勢いを与えることができた」と胸を張った。

投げては先発した背番号11の小野寺琉希也(るきあ)投手(2年)が、粘りの投球を披露した。7回を8安打2失点の内容。丁寧に内外角のコースへ散らし、奪った三振は1。無四死球と抜群の制球力を武器に、打たせて取り、バックも無失策でもり立てた。関口清治監督(44)は「このような(8回コールド勝ち)展開はイメージしてなかったです。(各打者が)つなぐ意識を持って、ボール球を振らなかった」と目を細めた。

盛付ナインが、夏春連続甲子園出場へ好スタートを切った。