最速148キロ右腕、八王子学園八王子・星野翔太投手(3年)の夏が終わった。「4番左翼」で先発。3-3の5回2死一、二塁で2番手で登板した。ここで、国学院久我山の4番下川辺に左前に勝ち越し適時打を打たれたが、次打者は遊ゴロに仕留めた。

6回に自らの二塁打もあり、追いついた。しかし、その裏、四球4つを出し、押し出しで再び勝ち越されマウンドを降りた。試合は9回に追いつくも、延長10回にサヨナラ負けした。「チームのみんなに申し訳ないです。仲間にありがとうと伝えたい。(6回の)押し出し四球が全てです」と責任を口にした。

安藤徳明監督(60)は「星野のコントロールを落ち着かせて夏に向かわせてやることができなかった。私のせいです」と話した。プレートの踏む位置や肘の高さを変えるなど、試行錯誤を重ねたが、課題が出てしまった。

ネット裏には、この日は4球団が訪れた。進路志望を問われた星野は「将来はプロに行きたい。地道に練習して、目指していきたい」と答えた。即プロか、まずは大学などを目指すのか。まだ整理がついていない様子だった。

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