U18W杯(9月9~18日、米フロリダ州)に出場する高校日本代表が早大とのオープン戦に臨み、完封負けした。
先発した香西一希投手(九州国際大付)は、主力選手がスタメンに名を連ねた早大打線と対し、2イニングを無失点に抑えた。しかし0-0で迎えた5回に森本哲星投手(市船橋)が1点の先制を許すと、6回には川原嗣貴投手(大阪桐蔭)が早大のドラフト候補、蛭間拓哉外野手(4年=浦和学院)の適時打などで追加点を与え、この回4点を失った。
5点を追う7回1死一塁では山田陽翔投手(近江)が初めて打者として代打で登場。カウント1-1から、飯塚脩人投手(3年=習志野)の3球目を打って大きな打球が飛んだが、左翼手の守備範囲内で左飛に倒れた。二刀流での活躍が期待される山田は「インコースの直球だったと思うんですけど、詰まらされた。振り抜くことはできたのでよかったんですけど、球威に押されてしまったところはありました」と振り返った。
W杯に向けて、松尾汐恩捕手(大阪桐蔭)は「チーム力が日本の1つの強みだと思うので、みんなで会話をしながら、チームがレベルアップ、発展できるように考えながら、世界に挑みたいと思います」と意気込んだ。
試合後には、本番を想定して1イニングのタイブレークの練習も行った。
◆高校日本代表スタメン
1番 左 浅野翔吾(3年=高松商)
2番 遊 赤堀颯(3年=聖光学院)
3番 中 安田淳平(3年=聖光学院)
4番 一 内海優太(3年=広陵)
5番 捕 松尾汐恩(3年=大阪桐蔭)
6番 右 黒田義信(3年=九州国際大付)
7番 指 渡部海(3年=智弁和歌山)
8番 三 伊藤櫂人(3年=大阪桐蔭)
9番 二 藤森康淳(3年=天理)
先発投手 香西一希(3年=九州国際大付)
◆早大スタメン
1番 二 熊田任洋(3年=東邦)
2番 左 森田朝陽(3年=高岡商)
3番 三 中川卓也(4年=大阪桐蔭)
4番 中 蛭間拓哉(4年=浦和学院)
5番 一 野村健太(3年=山梨学院)
6番 右 吉納翼(2年=東邦)
7番 捕 印出太一(2年=中京大中京)
8番 指 前田健伸(1年=大阪桐蔭)
9番 遊 中村敢晴(2年=筑陽学園)
先発投手 伊藤樹投手(1年=仙台育英)