甲子園見学会が31日にスタートした。先陣を切ったのは花巻東(岩手)で、高校通算140本塁打の佐々木麟太郎内野手(3年)も球場内の雰囲気を味わった。2年春以来の甲子園に「去年はやっとこの地が踏めると少し緊張した部分もありました。ただ、今年は2度目ですし夏ということもあり、好奇心は抱きながら入った。前回よりはリラックスして入れた」。ときおり笑顔を見せながら過ごした。
約15分間の見学では左打席に立ったり、一塁守備位置に就いてプレーを想像。打席と一塁付近を往復するなど、そわそわするようすも見られ、「夏の甲子園でプレーしたいという思い入れはあったので楽しさもある」と試合を待ち焦がれた。地方球場と甲子園との違いも感じ、「フェンスが低いので見やすさもあるし、見づらさもある。センバツを経験しているので、そこはみんなと話しました」と早速チーム内で情報を共有した。
昨春センバツでは初戦敗退。自身も5打席無安打に終わった。高校通算140本塁打と聖地でのアーチも期待されるが、「記録に関しては意識していない。とにかくチームが勝つために身を徹してプレーしていきたい。その思いは3年間変わっていない」と勝利最優先の姿勢を示した。
岩手大会では背中の張りでスタメンを外れる試合もあった。現状を「休みがない中でシーズンが始まってから痛みを繰り返していたが、痛みよりもチームが勝つことしか考えていない。状態としても大会を通して良くなってきているところもある。自分の体よりもチームが勝つことを優先で戦い抜きたい」と話した。
昨夏は同じ東北勢の仙台育英(宮城)が優勝旗を手にした。「自分たちも刺激をいただいた。チームが勝つことに徹してプレーしたいですし、夏の甲子園でプレーできることに感謝して、とにかくベストを尽くして戦い抜きたい」と岩手勢初の日本一を目指す。

