さあ、今日にも大台到達だ。中日和田一浩外野手(42)が今季4度目のマルチ安打をマーク。通算2000安打まであと2本とした。先頭で迎えた9回。フルカウントからロッテ西野の外角変化球にバットを合わせると、打球はふわり。三塁手の頭を越えた。7回の第3打席にも右前打を放っており、これが通算1998本目のヒット。もう、快挙は目の前だ。
確実に近づいてくる2000安打に向けて、新たな“援軍”も加わった。前日9日からスタンド観戦する絵美子夫人(35)と4人の子供に加えて、この日から岐阜に住む母美千子さん(64)も千葉に駆けつけた。「今日は打たないと思います」と笑う母の前で孝行息子は2度も「Hランプ」をともした。
ただ、試合後の和田に笑顔はない。「打つに越したことはないけど、勝つために貢献しないと。今日は走塁がすべて。台無しにしてしまった」。2点を追う7回1死一、二塁の場面。エルナンデスの二直で二塁走者の和田が飛び出して併殺。逆襲のチャンスが一気に消えた。
あくまでもチームの勝利が優先。谷繁兼任監督は「頭の片隅にはあると思うけど、打席に入れば考えてないでしょ。まあ、時間の問題ですよ」と気持ちを代弁した。今日11日ロッテ戦で快挙達成となるか。そして中日が和田の2000安打を勝利で祝うことが出来るか。注目される。【桝井聡】



