中日がまたショッキングなサヨナラ負けだ。2-2で迎えた延長11回。この回から登板した福谷浩司投手(24)の制球が定まらない。3四球で1死満塁とされ、幕切れは代わったばかりの桂依央利捕手(24)の捕逸…。荒れまくる直球をはじいた。福谷は5月6日の甲子園でもストライクが入らず逆転サヨナラを食らっていた。悪夢を繰り返した。
「最後の場面はコメントしようがない」。谷繁元信兼任監督(44)がうめいた。その前に友利投手コーチがマウンドに行って「結果が全て。何が何でも抑えろ」と伝えていたが、効果はなかった。不振を脱却できない抑え右腕は「結果が全てです」とうなだれた。
もったいない。0-2の6回、平田の2点左前打で同点。投手陣も呼応し、6回から小熊を継投した又吉、田島、岡田が10回まで0点に封じた。指揮官は「先に越せるチャンスで越せなかったのが全て」と打線を敗因に挙げた。
8回1死満塁でルナが併殺打、10回1死満塁では代打和田、森野が倒れた。さかのぼれば6回、平田の同点打が出たあと、ナニータの左中間打で平田は一塁から本塁を狙おうとしたが、三塁の上田コーチのストップが遅れ、戻れずにアウトになった。先発して延長10回まで守った谷繁兼任監督が下がった直後の悲劇。指揮官の顔に深い疲労の色がにじんだ。【柏原誠】
中日桂のコメント(延長11回のサヨナラ捕逸)「僕が捕球しないといけなかった。捕らなきゃいけない」
▼中日は桂の捕逸でサヨナラ負け。サヨナラ捕逸は珍しく、08年6月14日川本(ヤクルト)が日本ハム戦で記録して以来7年ぶり。セ・リーグの捕手では前記川本以来7人目で、中日では2リーグ制後、初めて。



