好投も白星に届かなかった。阪神ランディ・メッセンジャー投手(33)は試合序盤はテンポよく低めに球を集め、抑えていた。だが、4回。無死一、二塁で広島の4番新井にカウント2-0からの3球目、外角145キロ直球を右前に運ばれ先制点を許した。6回1失点でまとめたが、結果的にこれが決勝点に。昨年も前半戦最終戦に中4日調整で臨んで白星。今年は7敗目を喫し、締めくくることはできなかった。
「ある程度はゲームは作れたし、自分の仕事はできたと思う。でも4回の失点があったから交代しなければならなくなったと思うし、あの回は上位打線からということもあったので、しっかりと抑えないといけなかった」
広島新井の一打の直前。3番丸への5球目はマスクをかぶった藤井と、サインが合わなかった。4度首を振って投じたフォークは低めに外れ、四球でピンチを広げていた。6月20日ヤクルト戦の5勝目以降、4戦連続で勝てていない。これで前回10日巨人戦に続き2連敗だが、中西投手コーチは「丁寧に投げていた。ゾーンを低く投げていた」と評価した。
前半戦は苦しんだ。5月に入り、不振のため2軍降格を経験。その月末の1軍復帰以降は、27回連続無失点を続けるなど復調モードだった。負け越したが「何とか乗ってこれているとは思っているので」と後半戦に切り替えた。後半戦最初の登板は、中5日で21日巨人戦(甲子園)の先発が濃厚。チームとともに助っ人右腕も巻き返す。【宮崎えり子】



