日本ハム大谷翔平投手(21)が、当面は「投手と代打」の二刀流となる可能性が出てきた。

 前カードの楽天戦で7日は代打本塁打、2戦連続で代打の8日は、自身初のサヨナラ打。打撃は上向きだが、栗山監督は「DHでコンちゃん(近藤)を使わなかったら、おかしいよね。(大谷)翔平は、まだ(打率)1割台でしょ。悩ましいけれどね」とチーム事情を総合的に判断した。

 今季は打率1割9分6厘と低調だが、代打では3割6分4厘と一変する利点と、今季大ブレーク中の近藤が現在は右肩の不安などを訴え、DHで出場している状況を加味した。栗山監督は「誰が勝ちに貢献するか」と純粋に成績を判断材料とした。