虎の命運は藤浪に託す-。今季最終戦となる今日4日広島戦(甲子園)に先発する阪神藤浪晋太郎投手(21)が3日、甲子園で行われた指名練習に参加。勝てばチームのCS進出が決まる大一番。さらに白星を挙げれば、最多勝獲得の可能性もある。迫り来る広島打線を封じ込め、CSから日本一への扉をこじ開ける。
勝って決める! シーズン最終143試合目、チームの行く末は、21歳の若きエースに委ねられる。大一番を控えこの日、甲子園で行われた練習を見守った和田監督は「晋太郎に託すというか、そういう。いこう! 明日」と声を張った。さわやかな秋空のもと汗を流した藤浪は、決戦を前にしても冷静な口ぶりだった。
「チームとしては大事な試合。自分のできることは限られているので、勝ったらCSというのはあまり考えずに。普通に投げられたら大丈夫だと思います」
21歳の肩に負けられない理由が数々のしかかるが、はねのけていく。チームのCS進出。それに加え、自身の最多勝獲得の可能性も残っている。白星を挙げれば、ハーラートップ争いで広島前田の15勝に並ぶ。「せっかくなので取れたらいいですけど、取れたらラッキーぐらいの気持ちでいきます」と個人タイトルは二の次。まずはチームの勝利に目を向けた。
現在、投球回数は194を数えた。あと6回を投げれば、200イニングと大台突破も目前だ。「そちらの方がモチベーションになりますね。長いイニングを投げたということですし、200は1つの節目ですし」。3年目の今季、目標に掲げた180投球回以上を大きく超える。先発投手として試合を作ってきたことの証しにもなる。シーズン最後のマウンドも、もちろんその仕事は全うするつもりだ。
さらに今季限りの現役引退が決まった関本の引退セレモニーも予定されている。投げ合う相手は打線が苦手とする広島黒田。マツダスタジアムで乱闘寸前の騒動となった4月25日以来の投げ合いに「対戦相手であって、特別な思いはない」とキリリ。決着をつける。【宮崎えり子】



