広島が田中広輔内野手(26)、菊池涼介内野手(25)、丸佳浩外野手(26)の同学年平成トリオの3連打で先制パンチを食らわせた。その後も力強さを発揮し3人で計5安打4打点5得点の活躍。打順も変幻自在な「赤い平成JUMP」が広島打線をけん引する。

 コースケ、キク、マルと呼び合う3人。平成元年世代の同学年だから、考えていることもお互いに理解できる。3人で計5安打、4打点。それぞれがケースに応じた打撃を実戦。代わる代わる塁に出ては賑わせ、圧力を掛けた。個性たっぷりの3人で、この日の全得点をたたき出した。

 田中 僕が出れば、キクはバントでも打つでも出来る。2人が出れば、マルが僕たちをかえしてくれる。そういう流れが続けばいいなと思います。1番? 自分勝手なアウトを減らすことを考えています。

 4試合ぶりの切り込み隊長にはクールなイケメンの田中。なんといっても打撃が好調だ。「やろうとしている打撃が、いい形になってきている」とオープン戦は6試合で計16打数8安打の打率は5割。この日も4打席2安打。相手失策も絡んで3打席で出塁してキクに回した。頼もしい。

 菊池 ケースケースでみんな打撃が出来ていた。理想だけど、出来すぎです。監督に考えがある。僕たちは任されたところ(打順)でやっていくだけです。シーズンに入れば決め球も変わるだろうし、マークも厳しくなると思う。

 フォア・ザ・チームの打撃は2番菊池の最大の武器。1回1死一塁からは内角の難しいボールをたたき、三遊間を割った。3回の無死二塁からはしぶとく二ゴロで進塁打。さすが、とうなるケース打撃で3番に座るマルに回した。クリーンアップへの潤滑油。万能型2番がチームを支える。

 丸 結果が出たことは自信にしたい。フォームを変えて手探り状態が続いていたけど、これを続けていければ。3回の一ゴロも、点が入ったのでOK。ヒットかどうかは気にしない。その時々の状態で結果を出すだけです。

 走者をかえすのは勝負強い丸。1回無死一、二塁から中前適時打で先制点をたたき出し、3回1死三塁からは一ゴロで打点を挙げた。さらに8回には1死二、三塁から追い込まれながら左越え2点適時二塁打。1人で4打点。コースケ、キクを迎え入れた。

 トリオの打順は変幻自在。緒方監督も「まだ試している段階。ただキクマルが入れば、チャンスメークもゲットも出来る。あいつらが打ってつながれば打線もつながる。シーズン通してポイントになる選手だよね。コースケはチャンスメーク、チャンスゲッターどちらも期待出来る。1、2、5番とか、彼もキーマンの1人だ」と絶賛した。

 ちなみに先発の野村祐輔投手(26)も同学年。指名打者でスタメン出場した土生翔平外野手(26)も、途中出場の安部友裕内野手(26)も同学年だ。2軍には佐藤祥万投手(26)も控える。「赤い平成JUMP」が、チームを引っ張っていく。【池本泰尚】