開幕投手に内定している中日大野雄大投手(27)は、最後の調整登板でスッキリしなかった。ロッテ戦(ナゴヤドーム)に先発し、5回を8安打3失点。1-1で迎えた3回2死走者無しからは、ロッテ清田に高めスライダーをバックスクリーン左まで運ばれた。
「シーズン中投げてはいけない球を本塁打、ヒットにされた。ああいう球ではゼロで抑えられないということ。ミスがないように開幕したい」
教訓を得た。25日の開幕マウンドに向け、試したことがある。昨年までの配球にはなかった右打者の内角へのスライダー。「桂との組み立ての中で失敗することが多かった。ただ単に投げミスですね」。その試したかった球が、甘く入り清田に痛打されたという。
1発を食らう直前には収穫もあった。右打者の1番細谷をスライダーで空振り三振に仕留め「あのイメージです」。投球の幅を広げ、開幕戦で阪神のゴメス、ヘイグら右打者を封じることができれば、敵の得点力もガタ落ちするはずだ。
シーズン開幕まで1週間を切った。谷繁監督は「これからですよ。1年間勝っていく中で、今年の終わりにうまくいったなというのが見たいですね」と全幅の信頼を置く。大野は「去年から(調整は)任せてもらっていた。ほったらかしにされていたというか。その分、責任を感じる。何も言われないからと、そのままではいけない。見られているのだからやらないと」。初の大役で、期待に応えるだけだ。【宮崎えり子】



