ソフトバンク松坂大輔投手(36)がヤクルト相手にオープン戦開幕投手を務め、手応え十分のスタートを切った。

 1軍先発は昨年3月16日西武戦(西武プリンス)以来1年ぶり。最速は140キロながらカットボールやツーシームなど球を動かすニュースタイルで、3回を2安打自責1(2失点)にまとめた。「(球速は)そんなものでしょう。甘いところにいってもファウルや差し込まれてのゴロだったので、自分が思っているよりボールに力があったのかな」。

 53球のうち直球は23球で半分以上は変化球。佐藤投手コーチは「直球はもう見せ球。変化球もいろいろあるし、技巧派にまわっていかないといかん。(本人にも)おいおい言うけどな」と話す。次回は4回か5回を投げる予定。

 工藤監督も「中継ぎの選択肢はない。しっかりとした結果を」と残り2枠をかけた先発争いで好投を期待した。【石橋隆雄】