中日はアクシデントが悔やまれた。好投していた先発柳が5回に右腕のけいれんを訴えて緊急降板。2番手の笠原も打たれ、この回4失点と一気に不利な展開を強いられた。

 2-6の9回1死、ビシエドの打席中に雨が強くなり中断した。ノーゲームで反撃機会を奪われる心配もあったが、44分後に再開。ビシエドは続投した今村の直球を、左翼席上段に運んだ。2戦連続の15号ソロに「難しい状況だったけど集中力を保てたよ」と笑顔を見せた。米国の市民権取得のため約1カ月離脱。17日に復帰してから、少しずつ調子を戻してきた。

 前日は投手のバルデスを含めた助っ人3人で全8得点をたたき出した。この日もゲレーロの2ラン、ビシエドのソロと全3得点が助っ人のバットから生まれた。2人のアベック弾は今季7度目。両大砲がそろって元気なのは頼もしい。