超目玉を引き当てた。「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで開催され、日本ハムが1位で7球団競合の末、早実・清宮幸太郎内野手(3年)の交渉権を獲得した。95年福留に並ぶ野手最多7球団の抽選となり、木田優夫GM補佐(49)が3番目に左手で当たりくじを引いた。高校通算111本塁打のスラッガーに栗山英樹監督(56)は「待っています」とラブコールを送った。

 7球団競合の末に当たりくじを引いたのは、31年前のドラフトで巨人から1位指名された日本ハム木田GM補佐だった。「祈りながら(くじを)開いた。びっくりしました」。気がつくと右手を掲げていた。

 日本ハムには現役終盤の10~12年まで3年間在籍。その後、独立リーグで引退し、15年にGM補佐に就任した。フロントと選手の調整役になることもあれば、アマチュア選手の視察で全国を飛び回ることもある。そしてこの日の大仕事。球団は早くも「強運グッズ」の販売に動き始め、吉村GMは「また来年も引いてもらう」と“続投”が決定した。会場となったホテルの通路では、ファンから握手、サイン、写真撮影をねだられた。しばらくは「木田フィーバー」が続きそうだ。