新任の日本ハム木田優夫投手チーフコーチ(50)が、優勝へのキーワードに「全員エース化」を掲げた。13日に打ち上げた秋季キャンプ(沖縄・国頭)で約2週間、初めて指導した前GM補佐に来季への思いなどを聞いた。【聞き手 田中彩友美】

-3位だった今季、足りなかったものは

1年間投げられた投手が少なかったというのは、チームとして苦しかった部分だったと思う。まだ野手も投手も若いので、何が足りなかったというよりも、これからまだまだ勉強しないといけない選手が多い。

-来季、優勝するために伝えていくことは

それぞれの役割を、それぞれの立場でどうやって果たしていくか。そのときにチームが何を自分に求めているか、ちゃんと理解して、なるべく準備できるようにやってもらうことを求めている。

-優勝へ欠かせないエースの存在

みんなで頑張らないと、優勝出来ないという意識を持ってやってほしい。それぞれのポジションで1番いい投手になるために、みんな努力してほしい。柱なんて何本立ってもいいわけだから。エースは何人いてもいい。オレは斎藤雅樹になりたかったし、野茂英雄になりたかったし、ダルビッシュになりたかった。エース、スーパースターを目指して野球をやらなかったらつまらない。

-理想のコーチ像は

選手としてやっていた時も、このコーチとやっていて良かったなと思うのは、選手にうそをつかないというのが1番。選手に言ったことに対して責任を持つというのは、やっていきたい。