ソフトバンク今宮健太内野手(27)がプロ10年目の来季から背番号を「2」から「6」に変更することになった。すでに変更希望を球団に伝えており了承されたようだ。

今季前半は右肘痛に悩まされ、終盤は左太もも裏を痛めるなど99試合の出場にとどまった。ケガに泣かされたシーズンだった。昨年まで5年連続で手にしたゴールデングラブ賞も逃しただけに、雪辱を期す来季は新番号での活躍を誓っている。

「来年はちょうどプロ10年目。節目でもあるし、(6番は)ずっと思ってきた番号だから。(背番号変更は)ちょうどいい時かなと思う」

「6」という数字への思い入れは強い。大分・明豊高時代から遊撃手の「6」を背負って活躍してきた。それ以来、自らの「ラッキーナンバー」とこだわってきた。婚姻届を出した日は16年6月6日。さらに今年、第2子が出産予定日から遅れて6月6日に誕生した。「奇跡でしょ」。目を丸くして喜んだほどだった。今秋「6」を付けていた吉村が退団。変更希望を球団に伝えるのに支障はなくなった。

入団から9年間、背にした「2」にも愛着はある。「2番は(元ホークスの)城島さんのイメージ。僕の中には捕手の番号という感じ。できれば拓也(甲斐)につけてもらいたいという思いはある」。同じ大分県出身で、今季ブレークした後輩甲斐へ推薦した。この日は福岡県内で選手会納会ゴルフに参加し、2年連続で日本一になった仲間たちと年内最後の顔合わせ。来季は背番号「6」のニュー今宮となって、躍動する。