2月2日の“初登板”へ準備万端だ。日本ハムのドラフト1位、吉田輝星投手(18=金足農)が、新人合同自主トレ最終クール2日目の29日、千葉・鎌ケ谷の室内練習場ブルペンで、5度目となる投球練習を行った。

捕手を座らせ、直球にカーブやスライダーを交え40球。捕手を座らせての球数はプロ入り最多となった。「9割くらいは横のズレがなくなってきた」と手応えを感じていた。

いよいよ2日後にスタートする春季キャンプ。2軍キャンプ地の沖縄・国頭で、新人右腕の初のブルペン入りは、2月2日に予定されている。新人合同自主トレ中に修正点も確認しており「強く投げようとするとバラバラになってしまうので、そこは沖縄でしっかり出来ればと思います」と狙いを話した。

順調にいけば打撃投手を経て、2月16日の紅白戦(国頭)が初の実戦登板となる。そこに向け、フォーム固めなど課題はあるものの、順調に歩を進めている。この日、投球練習を見守った加藤2軍投手コーチは「3、4回見ましたけど、今日が1番良かったかなと思います。まとまってきましたよね」と進歩を感じ取っていた。

初のキャンプインへ、28日には沖縄へ送る荷物の支度を整えた。フォームチェックなどに活用するためのiPadや音楽プレーヤーiPodを持参する。5度のブルペン入りで投球内容は「合同自主トレを通して良くなったと思う」。着実にステップアップし沖縄に乗り込む。【山崎純一】