早大・加藤が初の1試合2発 昨秋の低迷から復活

<東京6大学野球:早大8-2東大>◇第2週第2日◇21日◇神宮

キャプテンの2発で快勝だ。早大・加藤雅樹外野手(4年=早実)が東大戦で、自身初の1試合2本塁打を放った。

通算8本塁打は、慶大・郡司に並ぶ現役最多。昨秋は不調に苦しんだが、この2試合は全4安打が長打と乗っている。連勝で、小宮山悟新監督(53)に勝ち点1を贈った。明大は立大に逃げ切り勝ちで1勝1敗。22日に3回戦(午後1時開始)が行われる。

   ◇   ◇   ◇

感情があふれ出た。1-0の3回2死二塁、加藤は東大・小宗の初球直球を右越えへ放り込んだ。1周して本塁を踏むと、ワッとほえた。「チームとして明るくやろうと言っているのに、自分が暗い顔になってました。テンション、上がりました」と、声で盛り上げたわけを明かした。6回には三塁打。6-0の7回には、この日2本目となるダメ押しソロを放った。

2年秋に首位打者に輝いたが、昨秋は打率2割2分7厘と低迷。率を求め、構えた時からバットを寝かせるフォームにしたが、結果が出ない。スタメンを外されたこともあった。「野球人生の中で、もっとも悔しかった」時期。新チームとなり、徳武コーチと話し合い、再びバットを立てて構えるようにした。「そっちの方が力が伝わる」と長打が戻った。小宮山監督に勝ち点を届け「ホッとしてます」と打ち明けた。

◆加藤雅樹(かとう・まさき)1997年(平9)5月19日生まれ。東京・昭島市出身。小2で昭島リトルイーグルスで野球を始める。福生シニアから進んだ早実では、清宮(現日本ハム)の2年先輩。3年夏の甲子園は4番捕手で4強。遠投110メートル。50メートル6秒3。185センチ、88キロ。右投げ左打ち

その他の写真

  • 早大対東大 7回表早大2死 右中間にソロ本塁打を放つ加藤(撮影・大野祥一)
  • 早大対東大 3回表早大2死二塁 2点本塁打を放ち、福岡(左)と喜ぶ加藤(撮影・大野祥一)