楽天松井裕樹投手(23)が、4月23日以来となる9セーブ目を挙げた。

「セーブシチュエーションに合わせて準備していた」という登板は、ハーマンの乱調で3点リードの8回2死一塁からと前倒しになった。「呼ばれたところでいくのが仕事」とオリックス山足を見逃し三振に仕留めると、9回も3者凡退で締めた。佐野を空振り三振に斬った1球、最後の打者となったマレーロへの2球と9回に投じた3球が154キロを計測。「ここの(スピード)ガン、絶対速いですよ」と苦笑したものの、奪った4つのアウトのうち3つが三振だった。

これでチームメートの高梨と並んでリーグ最多20試合目の登板。青山とハーマンが19試合、宋家豪が18試合で続き、開幕から救援陣のフル回転が続いている。「中継ぎは大変になっていますけど、打線が心強いですし、カバーし合って、何とか後ろの投手につないでという形を確認し合っていた。一番最後にいく投手として、責任を持って投げていきたい」と表情を引き締めた。