中日柳裕也投手が、本拠地でまたも敗戦投手になった。2回、かつての僚友・ゲレーロに先制の5号2ランを被弾。3回には丸の適時二塁打などで3点を失った。6回7安打5失点。今季最多の3万6521人が詰めかけたナゴヤドームで、今季2敗目を喫した。

今季、本拠地では4試合で0勝2敗、防御率6・56。昨年5月16日の広島戦で勝って以来通算5試合、白星から遠ざかる。「しっかり投げ切れず、厳しいゾーンで勝負できなかった。(本拠地未勝利は)受け止めて、次に向け考えたい」と肩を落とした。

与田剛監督も苦言を呈した。「走者が出たときに、テンポが間延びする。捕手の加藤の悩んでいるしぐさが、投手にも伝わる。考え過ぎている」。打線のけん引役だった平田が、故障で出場選手登録を登録抹消された。借金も今季最多タイの5に逆戻り。監督のため息は尽きない。【伊東大介】