巨人は24日、東京・多摩市との間で、スポーツの普及・振興や青少年の健全育成を目的とした「多摩市と読売巨人軍による協力の推進に関する協定」を締結したと発表した。

自治体と同様の協定を結ぶのは文京区、大田区、稲城市、町田市、狛江市(いずれも東京都)に次いで6例目。

協定調印式は23日に石井一夫・読売巨人軍代表取締役社長、阿部裕行・多摩市長らが出席して東京ドームで行われた。

巨人と多摩市は、過去に同市の一本杉公園野球場でイースタン・リーグ公式戦を開催するなど、スポーツを通じた連携に取り組んできた。最近ではジャイアンツ球場のイースタン・リーグ公式戦への市民無料招待や、ジャイアンツアカデミーコーチらの小学校・幼稚園訪問などの事業を実施し。今後もお互いの人材・資源を生かし、より発展的に連携を進めていく。

石井社長のコメントは以下の通り。

「巨人軍選手の鍛錬の場であるジャイアンツ球場に近接した多摩市と協定を結べたことは、とてもありがたく、意義深いことだと思います。今回の協定締結を契機に、これまで以上に多くの皆様に、地元の球団としてご声援いただけるよう、スポーツ振興を軸とした地域の活性化に取り組んでまいります」

阿部裕行・多摩市長のコメントは以下の通り。

「多摩市のスポーツ振興において、だれもがスポーツに親しむ“きっかけ”として読売巨人軍ご協力いただけることを大変うれしく思います。今後も、子どもたちがスポーツを通じて未来に夢を描けるよう、より発展的な連携を進めてまいります」