オリックスが“元エース”にしてやられた。昨季までチームメートだった日本ハム金子に、6回ノーヒットピッチングを食らった。四球2つだけで、二塁さえ踏めなかった。7回に、2番手公文から吉田正がチーム初安打。モヤが3号2ランで一矢は報いたものの、金子には3月30日の初対戦で1、2回に1点ずつ取って以降、得点がない。

今季4度目の対戦で、通算19イニング連続無得点。この日は安打も出なかった。金子の4勝うち2勝がオリックスが献上したもの。元エースの“お得意さん”になってしまっている。

西村監督は「ノーヒットですから。どうやったら対応できるかをもう1度やっていかないと」と渋い顔。試合後は打撃担当コーチと野手陣がベンチ裏で約15分ミーティングを行い、さらに室内練習場で野手だけのミーティングも行った。ソフトバンクが勝ったため、再び自力優勝が消滅。オリックスには厳しい夏だ。【高垣誠】