去就が注目されている中日松坂大輔投手(38)が3日、ナゴヤ球場で今季中の1軍再登板に意欲を見せた。「(今季中の登板は)もちろんです。そのようにやっています」と力強く語った。最終戦までの残り1カ月に望みをかけている。

この日は2軍練習に参加して調整。ブルペンに入ることはなかった。キャッチボールでは、8月下旬に炎症を起こした右肘の状態を気にするしぐさも。「(実戦は)具体的にはまだ」と話した。1軍昇格の試金石となる実戦復帰は、早くても10日からのウエスタン・リーグ広島3連戦(ナゴヤ)になりそうだ。

また、1日に加藤宏幸球団代表(60)と会談し、来季現役続行の思いを伝えている。中日は現時点では松坂との来季契約は白紙。「(ここで)僕の方からは何も言うことはない。今後どうなるか分からないが、やれることをやる」。まずは再起に向けて集中する。