ヤクルトは27日、東京・渋谷区の明治神宮で必勝祈願を行い、ドラフト1位の奥川恭伸投手(18=星稜)がプロ1年目の決意を新たにした。訪れるのは昨年11月の明治神宮大会以来。絵馬に「怪我(けが)なく一年を過ごす」、お札には「日本一の投手」と記した。

25日まで2軍キャンプに参加していたため、高津監督と久々に再会。「待ってるぞ」と声を掛けられた。右肘炎症で投げられなかった1月から顔つきが見違えた。指揮官が「(待ってると)口に出しちゃったけど、あまり言うのも本人のためにならない。しっかり準備をしてくれというのが一番」と期待を隠しきれないほど、いい顔をしていた。

充実のキャンプで2度ブルペンに入った。「卒業式が終われば、ブルペンに入る回数も徐々に増えてくる。球数を増やして、早く試合で投げられるようにしたいです。早く1軍の舞台に立てるように」。お呼びがかかる日まで、2軍で力を蓄える。【鎌田良美】