中日のドラフト1位石川昂弥内野手(18)が2月29日、母校・東邦高(愛知)の卒業式に出席した。新型コロナウイルスの影響で、出席者は教員と3年生だけ。石川昂は教室で卒業証書を受け取った。

昨年のセンバツをともに制した仲間と再会。「久しぶりにクラスの仲間に会ったが、みんな変わってなかった。高校3年間で人として成長させていただいた。(目標は)3冠王、新人王、中日不動の4番になること。目標をしっかり持ち続けていきたい」と高い志を明かした。

プロで初めて迎えた春季キャンプは2軍スタート。19日の巨人との1軍練習試合で昇格も検討されていたが、直前に「左肩腱板(けんばん)炎」を発症。中盤以降はリハビリ中心で、2軍のまま28日にキャンプを打ち上げた。

「キャンプでは、やせると思っていたけど、意外と変わらなかった。体重をキープできている」。96キロの体重維持を、1カ月前と変わらない東邦の制服の着心地から実感した。3月2日に名古屋市内でチームドクターによる再検査を受け、今後の打撃練習本格再開へのメニューを決定。帯同が決定している3日から6日間の関西での2軍教育リーグ遠征で、実戦復帰する可能性もある。【伊東大介】