守護神から先発再転向した楽天松井裕樹投手(24)が先発し、今季最多の82球を投げた。4回4安打3失点(自責点2)でマウンドを降りた。

右翼から左翼へ強風が吹く中での試合。初回、1死からオリックス中川の右翼への飛球を右翼手ブラッシュがはじき(記録は二塁打)得点圏に走者を置くと、松井が二塁へけん制悪送球。1死三塁から吉田正に左犠飛を打たれ先制点を与えた。

2点を勝ち越した後の2回、2死から西村の中前への飛球に中堅手辰己が飛び込んだが捕球できず。グラブに当たってはじかれた打球が転々とする間に二塁打とされ、連続四球で満塁。宜保に2点左前適時打を打たれ、同点に追いつかれた。

3回は3者凡退。4回は2死一、二塁としたが無失点に抑えた。

7日中日とのオープン戦で打球を直撃させ右手手のひら打撲と診断された。15日巨人戦で復帰し1回無失点。2週間ぶりの先発マウンドを終え「今日はまず投げられたことは良かったと思います。でも、初回の入りのところで簡単に犠牲フライを打たれましたし、ランナーを出した時に慎重になり過ぎました。簡単にストライクを取れないと長いイニングを投げるのはきついので、そういったところを修正していかないといけない」と振り返った。