オリックスが開幕ダッシュを決めるべく「下克上ローテ」を組んでいることが5日、分かった。今季の開幕カードは楽天が相手。昨季に最高勝率のタイトルを獲得した山岡が2年連続の開幕投手を任され、3年目左腕田嶋が2戦目を任される見込み。開幕3戦目には最優秀防御率に輝いた山本が先発することが濃厚。力のある3投手を惜しみなく起用し、チームを勢いづけるプランだ。

オリックスは10年を最後に開幕戦での白星から遠ざかっている。開幕カードも9年連続で勝ち越せておらず、波に乗れていない。今季こそ開幕ダッシュを決めて上位進出を果たすため、首脳陣は開幕カードに山岡、山本の2本柱を投入する方向だ。

新型コロナウイルスの影響で、シーズン序盤が変則日程に変更されたことが関係している。パ・リーグは23日から同一カード6連戦を実施。西村監督は「今まで誰も経験したことがない。選手の疲労度などもそうですし、先発ローテーションを含めた戦い方や、いろいろなことを想定しなければならない。柔軟に対応できるよう、しっかり準備していきます」と話していた。開幕4戦目以降は、アルバース、村西、荒西、K-鈴木を候補に、ローテーションを固める。