巨人桜井俊貴投手が、開幕ローテの「第6の男」に滑り込んだ。DeNA戦の6回から登板し、3回を1発による1失点と好投。10日の同戦で3回6失点の鍬原チーフコーチは「滑り込みセーフ。ヘッドスライディングで飛び込んできた」と認めた。

マウンドでの鬼気迫る表情とともに、投球スタイルも鬼と化した。ソト、佐野を148キロの直球で連続三振。宮本コーチを「野獣のようなマウンドさばき」とほれさせ、4三振全てを直球で奪った。個人調整期間中に杉内2軍投手コーチから助言を受け、開き気味だった左足の踏み出す位置をやや内側に修正。体の回転も横から縦へと矯正し、威力とキレが復活した。

オープン戦中の3月中旬、宮本コーチが命名した短編ドラマ「開幕ローテーションへの道」もクライマックスが見えた。開幕が遅れ、短編から3カ月の1クールに“脚本”は変更されたが、開幕投手の菅野、サンチェス、田口は確定。メルセデス、戸郷も含めた5人はほぼ固まった。原監督は「今日の桜井の投球はとても重要だった。何となく答えは見えてきたかなという気がします」とローテ入りを示唆した。【久保賢吾】