楽天則本昂大エースの投球で3連勝、三木監督も絶賛

  • 4回表途中、右手に打球を当て、治療で一旦ベンチへ下がる楽天則本昂(中央)(撮影・横山健太)

<楽天3-1ロッテ>◇3日◇楽天生命パーク

楽天のエース則本昂大投手(29)が開幕から無傷の3連勝をマークした。途中、右手に打球を当てるアクシデントがありながら、丁寧にボールを低めに集める粘りの投球。6回2/3を4安打1失点と好投した。

その後は救援陣が鉄壁のリレー。楽天は今カード、ロッテ相手に3勝1敗とし、わずか1日で再び首位で並んだ。

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3回まではパーフェクト投球。則本昂は4回先頭荻野の打球に、思わず右手を出した。「(中堅への)打球のコース的にヒットになりそうだったので、止めたいというか。少しでも打球を殺したいなという気持ちがあってとっさに出てしまった」。いったんベンチに戻って治療。首脳陣から続投するか問われると、当然のごとく「行きます」と答えてマウンドに戻った。

直後は多少の違和感が残った。続く角中には死球を与え、2死二、三塁となった場面では高めに抜けたカットボールを太田光捕手が捕逸。この日、唯一の点を献上した。それでも5回以降は走者を出しながら要所を締めた。「(手は)大事にならなくてよかった。直後はしびれというか感覚がないところがあったんですけど、時間をおけば感覚が戻ってきたので。問題なくその後は投げられました」と振り返った。

10奪三振をマークした前回6月26日・日本ハム戦と比べると状態は良くはなかった。それでも7回途中まで1失点。セットポジションから投げる新フォームは力みがなく、捕手が構えるミットに制球良くボールが集まるから、突然調子が落ちることがない。三木肇監督も「本当は気を付けてほしい。ピッチャーの右手は大事なので」と心配しながらも「気持ちが強くて素晴らしい投球。信頼できるエースだなとあらためて思った」とたたえた。

チームはこれでロッテ相手に3勝1敗。先発がしっかりイニングを稼げば、ジョン・トーマス・シャギワ投手、アラン・ブセニッツ投手、森原康平投手とつなぐ救援陣は鉄壁だ。則本昂も「野手が自分を助けてくれたし、中継ぎの人たちがリードを守って、試合を締めてくれている。自分の3勝より、チームが勝ったのがうれしい」と喜んだ。【千葉修宏】