中日の山本拓実投手(20)がヤクルトの主砲・村上対策を内外角の揺さぶりに絞った。6日、ナゴヤドームで先発投手陣の練習に参加。

8日に予想される本拠でのヤクルト戦先発を前に代表取材に応じた。高卒プロ3年目で同期生となる村上の存在を「チームの核、中心」と位置付けた。村上封じで1日の阪神戦に続く今季2勝目を狙う。

「高校時代から九州学院で1年から4番を打っているすごいヤツがいるのは知ってました。高校時代もプロに入ってからも話したことはありませんが、ドラフト1位でプロに入って雲の上の存在です」。市立西宮高出身の山本にとって同期生である村上は特別な存在だ。「村上だけではない」と前置きした上で「(ヤクルトは)強力打線なので、しっかり内を突いて、外に投げ切るピッチングをしないと。それが自分の持ち味でもありますし」と一発を恐れることなく、内角を大胆に攻めることで活路を開く考えを明かした。

昨年のヤクルト戦は8月18日に神宮で1度だけ先発。5回2失点で敗戦投手となっている。村上とは2度対戦し、1安打1三振。167センチの小さな体で、再度188センチの強打者に立ち向かう。【安藤宏樹】