再びの原監督流チームマネジメントだ。5連勝中でマジック26とする巨人は26日、東京ドームで開催される中日戦前の全体練習を行わなかった。

前日のナイターからデーゲームに移行するタイミングで、選手の体調管理を最優先。坂本勇人内野手、岡本和真内野手、丸佳浩外野手、中島宏之内野手、吉川尚輝内野手ら主力組はグラウンドでのフリー打撃は行わなかった。丸はティー打撃、岡本は素振りや打撃マシンを使ってのバント練習などで調整した。

通常の試合前練習では2カ所設置する打撃ケージを1カ所に限定。選手たちは各自ウオーミングアップを行うと、ロッテからのトレードで加入した香月、石川、若林、増田大、大城、小林、田中俊、ウィーラーら出場機会が少なかった選手たちが打ち込んだ。

原辰徳監督はコロナ禍で過密日程が続くシーズンを乗り切るために、けが人を未然に防ぐ方策を導入。同じくナイターからデーゲームに移行した13日も全体練習は行わなかった。試合前のシートノックも削減する日を増やすなど、連戦に備えながら白星を積み上げている。