明石商(兵庫)中森俊介投手はロッテが2位指名し交渉権を確定した。

世代屈指の右腕。最速151キロの直球、精度の高い変化球といつでもストライクが取れる制球力など総合力の高さが光る。1年夏から4年連続で甲子園に出場。背番号1を背負った2年夏は準々決勝の八戸学院光星(青森)戦で2年生歴代2位の151キロをマークするなど春夏連続の4強に貢献している。

剛腕のイメージが先行するが、中森が高く評価されているのは剛柔の出し入れが光るクレバーな投球術。直球、変化球ともにアウトローも決まる正確性を持つ。「指先の感覚は天性のもの」とスカウト陣も感嘆する。コロナ禍に見舞われた3年時は調整不足からほど遠かったが、甲子園交流試合の桐生第一戦では150キロをマーク。スカウト陣の評価は揺るがず「十分プロでやれるスキルがある」と絶賛が相次いだ。

目標とする選手は山本由伸、菅野智之。兵庫・丹波篠山市出身、182センチ、86キロ、右投げ左打ち。