日本新薬の4番福永裕基内野手(24)が6回に決勝2ランを放ち4年ぶりの初戦突破に貢献した。「ちょっと詰まっていたので、入るとは思わなかった。正直めちゃくちゃうれしかった」が、喜びは内側に秘めクールにダイヤモンドをまわった。

右の即戦力内野手として今秋のドラフトでも候補に挙げられていたが、指名されなかった。「悔しい気持ちはあったが、すぐに都市対抗があるのでそっちに向かわせるように」と、来年指名されるためにも、今大会にかける思いは強い。

0-0の投手戦で、6回1死から3番の北川倫太郎内野手(27)が二塁へのゴロで一塁へヘッドスライディングし、内野安打をもぎ取った。補強選手としてカナフレックスから加入した北川は元楽天でプレーしていた。福永は「北川さんがあれだけ必死のプレーを見せてくれたので、つながないといけないと思った」と、元プロから刺激を受けた打席でプロへ最高のアピールの1発となった。