巨人は2日、来季のコーチングスタッフを発表した。1軍とファームの入れ替えが中心で、2軍ブルペンコーチを新たに設置。今季まで投手陣を下支えしてきた高橋信夫ブルペン捕手(48)が就任した。

若手投手陣の底上げを図るため、阿部2軍監督が「縁の下の力持ち」に白羽の矢を立てた。高橋ブルペン捕手はコーチ実績こそないが、02年からブルペン捕手として安定したキャッチングと鋭い野球眼で多くのバッテリーの力になってきた。阿部2軍監督も、現役時代から信頼を置く1人。ソフトバンクに2年連続で日本シリーズ4連敗を喫し若手の突き上げが必要不可欠な中、新たなポストに頼もしい“女房役”を据えた。

2軍ヘッドコーチには元巨人の強打者・李承■が師匠と慕う金杞泰氏(51)を09年以来の再招聘(しょうへい)。指導者として経験豊富な金氏の下、たくましい野手陣の育成を託す。阿部2軍監督を中心に「アベノカイカク」により新たに加わったコーチングスタッフが、将来の巨人を担うヤングGを鍛え上げていく。【浜本卓也】

※■は火ヘンに華